毎日やめたいと思っていた私が、病棟看護師から訪問看護に転職した私の正直な感想【体験談】

毎日看護師をやめたいと思いながら働いていませんか?私も病棟看護師をしていたころはそうでした。毎日遅くまで残業、人間関係が辛い、夜勤明けの朝は心身共に疲労がピークを向え帰宅するので精一杯…

私は病棟で5年間勤務し、毎日そんなことを考えながら日々過ごしていました。やりがいはありましたが、それ以上にやりたくない気持ちが強く、身体も心もぎりぎりな毎日でした。

そんな私が病棟をやめて、訪問看護に転職して感じたことを正直にお話ししていきます。転職を考えている方のヒントになればいいなと思います

毎日やめたいと思っていた病棟時代

看護師免許を取ると、だいたいの人は病棟勤務から始まるかと思います。そして、ほぼすべての人が「辛い、やめたい。」と思うでしょう。私もそうでした。

入職当初、出来ないこと・分からないことばかりな毎日。新人だから出来ないのは当たり前だと思います。しかし、当時私の働く環境はそれが許されなかった。教えてもらっていなくても知らないのが悪い。そんな厳しい指導がとてもつらかったです。

経験年数を重ねたらその悩みは減りましたが、やはり余裕のない現場でみんなピリピリしているのが分かります。そんな中で他のスタッフに相談したり報告したりなんて気軽に出来たものではありませんでした。

病棟勤務では夜勤もあります。日勤に比べて看護師数が少ない、夜間せん妄や認知症の患者対応へのイライラ、そもそも夜に働くため身体が辛いなど思い出すだけでも当時の苦しさが胸を締め付けます。

積み重なった疲労感と心の余裕のなさ

残業続きで毎日先輩に怒られてばかり。周りも忙しくてピリピリしているなか、分からないことばかりで質問することさえストレスに感じる。そんな中で働き続けると、心も体も疲弊していきました。

仕事の時は常に神経が張り詰めていて、休みの日はその反動で何もしたくない・動けない。毎日なんとなく身体はだるいし、頭が痛い。怒られるとそわそわと落ち着かないし、悔しくて怖くて涙が出そうになる。

数年働いて仕事の慣れると少しは良くなりましたが、それでも毎日やめたいと思うのは変わりませんでした。奨学金の関係で5年間は同じ職場で働き続けなくてはならなかったため、5年を目標に頑張りました。

ついにその5年を向かえたタイミングで、結婚もして引っ越しのため退職できました。「これでやっと解放される」と心がすっと楽になりました。

環境を変えたいと思った私が、訪問看護を選んだ理由

病棟は退職したものの、看護師という仕事は好きだったので、看護師専用の転職サイトとハローワークで次の仕事を探しました。そのときに訪問看護への転職をきめた要点は以下の5点です。

  • 夜勤がない(オンコールは許容範囲)
  • 給料がそこまでダウンしない
  • 残業が少ない
  • 決まった時間ひとりの利用者にじっくり関われる
  • 病棟よりも人間関係が楽な職場が多い(私のまわりではそう言う人が多かった)

私は、夜勤が体力的に辛かったため、日勤のみの仕事を探していました。しかし、お給料を考えるとオンコールなしの仕事では手取りががくっと下がってしまいます。そこで、妥協できるオンコールのある仕事を視野に入れました。また、以前勤務していた病棟は残業が当たり前。そのため、次勤務する職場は多少残業があっても、私生活に支障が生じない程度がいいなと考えました。

実は、以前お世話になった上司が「訪問看護は楽しい」と言っており、その頃から訪看が気になっていました。病棟では1日複数の患者を受け持ち、マルチタスクをこなすのが当たり前。それに比べて訪看は、割り振られた訪問時間いっぱいその人とじっくり関われる。もともと人と関わったりお話しをしたりするのが好きな私はとても魅力に感じました。

なにより気になるのは人間関係。それが嫌で看護師もやりたくないと考える人が多いと思います。噂程度でしたが、病棟に比べて訪問看護の方が気持ちに余裕があるため、人間関係も楽と聞いていたため、転職に乗り切ることができました。

病棟と訪問看護で大きく違ったこと

実際に訪問看護をやってみて、病棟と違って驚いたことがいくつかありました。以下はその一例を表にしたものです。

比較項目病棟看護訪問看護
判断・報告の流れ何かあれば基本的にすべて医師へ報告し、指示を仰ぐまずは看護師が状況を判断。受診が必要かどうかも含めてアセスメントする
患者(利用者)との関わり短期間で退院する方が多く、関わりは浅くなりがち長期間の関わりが多い。入院や施設入所がなければ、定期的に継続訪問する
看護の主な目的治療がメイン生活を支えることが中心。自宅や施設で生活できるよう、状態確認や生活援助を行う

私が一番驚いたのは、何かあったときは看護師として自分自身がまず判断しなければならないことでした。病棟では、患者の全身状態を確認し医師へ報告、指示を仰ぐのがルーティンです。経過観察なのか、処置が必要なのかアセスメントし、医師の判断の先読みはしますが最終決定は医師が行います。

それに対し訪問看護では、訪問中に何かあれば受診するのか・医師に報告するのかは自分自身が判断します。(※事業所ごとに判断基準は違います)また、自分自身で判断が難しければ他の看護師に相談することは出来ますが、電話やメールでのやりとりになるため相談のハードルが上がったり、タイムラグが生じたりもします。

以上の通り、病棟よりも難しいと思う瞬間は何度もありました。しかし、それ以上に私は訪問看護にやりがいを感じ、毎日楽しく働けています。心から転職して良かったなと思います。

今の私の正直な気持ち

転職直後は慣れないことも多く、「やっぱり慣れた病棟がいいかな」と思ったこともあります。しかし、仕事に慣れてきた頃には「もう病棟には戻れないな」と感じます。それぞれ向き不向きがあると思いますが、私にとって訪問看護は天職です。自分で言うのは恥ずかしいですが…

「病棟やめたいな、でも看護師は好きだな。」という人はぜひ訪問看護を候補の一つにしてみてください。そんな方の背中を後押しできたらなと思います。

初めての記事で読みづらかったかと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。これから、訪問看護や看護師としての生き方などいろいろ書いていきますのでよろしくお願いします。

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